【新唐人2011年10月26日付ニュース】最近、河北省で起きた官僚の息子による酒酔い運転の事故が注目を集めています。酒を飲んだ後、スピード違反で車を運転したうえ、3人の若い女性を死なせて現場から逃げました。加害者の父親は地元当局の高官でしたが、関連報道に関し、地元メディアは圧力を受けているそうです。
15日の夜9時過ぎ、河北省の国道で、地元の23歳の女性3人が電気自転車で道路を渡っていたとき、スピード違反の車にはねられ、即死。3人は数十メートルも飛ばされ、車は70~80メートル走ってからようやく止まったそうです。
加害者について、被害者の石宗源さんの兄は、地元当局の高官の息子、候叢行だとブログで暴露。当局はまだノーコメントで、世論も封じ込めにあっています。
我々は地元警察に取材を試みましたが、だれも電話を取りませんでした。被害者の兄は、公平な処理を望むと言います。
被害者・石宗源さんの兄:「公平で公正な結果を待っています。法律上の公平公正です」
別の遺族も、当局の処理結果を不安な気持ちで待っています。
別の遺族:「この方面に関して分からないので、当局の処理はよく分かりません。結果を待つのみです」
当局によると、加害者は事故の4時間後にようやく警察に自首。アルコール検査の結果、酒酔い運転だったことが分かりました。しかし遺族は、事故の4時間後ではアルコールが減っているはずで、この検査結果は証拠にはならないと指摘。中国の基準では、血中のアルコールが100ミリリットル当たり、80ミリグラムを超えると酒酔い運転に当たり、今年5月1日から刑事責任を問われることになりました。
遺族によると、加害者の父親は斡旋人を通じて、示談を提示しましたが、遺族は拒否したそうです。
新唐人テレビがお伝えしました。
河北官二代醉酒驾车-一撞夺三命.html (中国語)